当院の内視鏡診療の特徴

FEATURES

広島市中区の広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニックでは胃カメラ・大腸カメラ検査の質を上げるため、様々な取り組みを行っております。
先進の設備を導入することはもちろん、検査を担当する内視鏡医やスタッフのコンディションを高く維持するための環境づくりも大切にしております。さらに安全性の追求は内視鏡を提供するための使命と考え、安全性の追求のための設備投資は惜しみません。質が高く、そして検査を受けていただく皆さんの安全性を追求した当院の内視鏡診療を紹介します。

SPACES

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個室

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半個室

当院は院内での下剤の内服を推奨しており、1フロア全てを下剤内服用の前処置専用ラウンジとして運用しております。専用トイレを完備した完全個室の空間から、カーテンで仕切った半個室の空間までご要望に応じたスペースを用意しており、プライバシーに配慮した専用フロアを利用可能です。
トイレも十分な個数用意しておりますので、安心してください。
※個室VIPルームはご希望の方限定になります。

  • 飲み方がよくわからない
  • 病院への移動中に便意が来たら不安だ
  • 遠方からの来院で、余裕を持って下剤が飲める場所がない
  • 家族がいるところで下剤を飲むのが恥ずかしい
  • 下剤を飲んでいるけど腸が綺麗になっているかわからない
  • 専門家(医師、看護師)が近くにいる環境で下剤を内服したい

もし上記のような理由で大腸カメラ検査を躊躇しているようであれば、
遠慮なく当院にご相談ください。
皆さんに適切なプランを提案いたします。

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当院は1フロアを内視鏡専用とし、完全個室の内視鏡室を3室完備、リカバリー室では8ベッドまで管理可能な設計にしております。多くの皆さんに内視鏡検査を身近に受けて頂けるように、可能な限りの検査数に対応できるようにいたしました。

検査精度向上
ブルーライトの使用
より良い内視鏡システムや高い内視鏡技術だけでなく、当院ではできるだけ内視鏡の質を上げる環境を整備しています。その一つが内視鏡室のブルーライトの採用です。大腸や胃の内視鏡は「赤」系統の画像として描出されますが、その視認効果を高める効果(補色効果)がある色が「青」です。さらに内視鏡を実施する医師の眼精疲労の軽減や、患者さんの鎮静効果があります。
検査をスムーズに
天吊りアームで
コードレスを実現
内視鏡室をより広く活用し、スタッフの動きやすい空間は内視鏡検査では重要なポイントです。
当院では内視鏡のモニターを天井から吊り下げて設置しており、電源コードや二酸化炭素のチューブも天井からの供給になっております。そのため内視鏡室内のスタッフの動線もスムーズになり、安定したパフォーマンスが可能になります。

FACILITIES

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八丁堀駅の広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニックの内視鏡システムは、オリンパス社のフラッグシップであるEVIS-X1を採用しております。
オリンパス社は内視鏡分野では世界トップシェアを誇るリーディングカンパニーであり、その最上位機種の導入により精度の高い内視鏡診療が可能になりました。通常の白色光の観察だけでなく特殊光であるNBI(Narrow Band Imaging)やTXI(Texture and Color Enhancement Imaging)の機能により、より精度の高い観察が可能になります。また出血の箇所の同定ではRDI(Red Dichromatic Imaging)機能による観察が威力を発揮します。これらの特殊機能も併用し、精度の高い内視鏡診療が可能になりました。
下記では当院で採用しているスコープを紹介します。

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当院が採用しているGIF-1200Nの最大の特徴は、その細さにもかかわらず写し出されるハイビジョン映像です。以前は画像を綺麗にするにはスコープを太くすることが常識でしたが、このスコープは5.4mmという細さにもかかわらず高画質な画像の描出が可能になった先進のスコープです。以前の細いスコープ(経鼻スコープ)と比較すると月とスッポンのレベルで画質が違います。細さの最大の利点は胃カメラの“オェ”という嘔吐反射を低減させることが可能となります。当院の胃カメラはこのスコープが基本になります。

画像提供:オリンパスマーケティング株式会社

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GIF-EZ1500は外径9.9mmの汎用内視鏡になりますが、最大の特徴は広範囲にピントの合った内視鏡画像を生成するEDOF(被写界深度拡大)技術です。そのEDOF機能に合わせてDual Focus機能が非常に鮮明な画像を描出することが可能になりました。
さらにBrightness Adjustment Imaging with Maintenance of Contrast (BAI-MAC) 機能が搭載されており、近点で明るさを維持した観察ができつつ、同時に写っている遠点の明るさが向上しています。当院ではより詳細な観察が必要な場合や、異物除去などの処置が必要になる胃カメラ検査で使用しています。

画像提供:オリンパスマーケティング株式会社

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大腸カメラの内視鏡を挿入する際に、内視鏡医をサポートする機能が“受動湾曲”、”硬度可変”、“高伝達挿入部”を装備しているスコープになります。
オリンパス社製の大腸カメラは他社製品に比較してこのスコープの“硬さ”を好む医師も多く、立町駅の広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニックもこのスコープを導入しております。

画像提供:オリンパスマーケティング株式会社

内視鏡検査の質を
向上させるための工夫

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より明確に、より繊細に観察ができるよう、当院の内視鏡のモニターは32型の大型4K対応モニターを採用しました。医師の内視鏡の眼が熟練されていることはもちろんのことですが、その内視鏡医の観察力をサポートするシステムがこのモニターです。胃がん・大腸がんの早期発見の精度を上げるため、どんなに小さな病変も確実に発見できるように導入いたしました。“より綺麗に、よりハッキリ、より繊細に見える”質の高い内視鏡診療を提供いたします。
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大腸内視鏡検査において、大腸を膨らませるために二酸化炭素(CO2)を使用しています。CO2は検査後速やかに体内へ吸収されて呼吸から排出されるため、不快な腹部症状が軽減されます。
さらに当院では中央配管設備を整備し、大容量ボンベから各部屋へ壁内配管を通してガスを供給しています。従来の内視鏡システムに設置する小型ボンベではガス切れが起こり、ボンベ交換の間にタイムロスが生じることがありましたが、大型ボンベの採用でシームレスな内視鏡診療が可能となりました。

その他導入の医療機器について

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    胸部X線AIシステム
    (富士フィルム社)
    胸部X線画像病変検出ソフトウェア CXR-AIDを導入しております。
    これから時代は診療にAI(人工知能)を導入することは必須になってきます。特に胸部レントゲンに関してはAIが高い威力を発揮します。肺炎・結核・癒着・結節・腫瘤・浸潤・気胸などのビッグデータと比較し、そのレントゲン像から「疑わしい部分」を指摘し、医師の診断の手助けをしてくれるシステムです。特に肺がん、肺炎、気胸の診療は呼吸器を専門としていない医師にとっては有益なシステムになります。
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    フラットパネル
    CALNEO Flow G47
    (富士フィルム社)
    以前のレントゲン撮影はコンピューテッド・ラジオグラフィ(CR)という仕組みで撮影され1枚の画像の読み出しには約1分という長時間が掛かり、更には専用の大きなスキャナが必要でした。
    それに対しこのフラットパネル(DR)は卓越したX線透過能力と高感度性によって「高速」「安全」「高品質」等の全性能を最大化しています。画像の確認も即時に可能になり、患者さんの負担軽減にもつながります。
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    超音波ARIETTA 650
    DeepInsight SE(富士フィルム社)
    画像処理開発においてAI技術を使用したDeepInsight技術は、膨大な技術から必要な情報のみを抽出し、ノイズに埋もれていた微細な組織や複雑な組織構造をより明瞭に表現、より自然な表現での組織の描出に貢献。
    特に肝臓の評価に関しては脂肪化や繊維化の評価を数値で測定できるため、非常に質の高い画像検査が可能となります。
    当院では腹部超音波検査、頸動脈エコー検査、甲状腺エコー検査、心臓エコー検査で使用しております。
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    生化学分析装置
    ドライケムNX700
    (富士フィルム社)
    血液検査の結果をすぐに説明したい!の思いを実現するため、広島市中区の広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニックではこのドラミケムNX700を採用しました。肝臓や膵臓機能、コレステロールの値など一般的に外部検査機関に委託する検査を院内で15分以内に完結するシステムを導入しました。主に腹痛外来ですぐに結果が確認したい場合や、定期的な脂質異常症のコレステロール値や肝臓外来の肝機能評価の際に使用されます。
    (検査項目によっては全て外注検査になる場合があります)
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    全自動血球計数・
    免疫反応測定装置
    Celltac α+(日本光電社)
    赤血球や白血球など貧血や炎症の検査項目である血球検査、炎症の値であるCRP、糖尿病で重要な指標であるHbA1cを1台で測定可能なCelltac α+(日本光電社)を導入。貧血の確認だけなく、全身の炎症反応CRPの確認で迅速な治療が必要かの判断に役立ちます。また糖尿病患者さんは定期的にHbA1cの値を確認する際、迅速に結果を確認することが可能。
    (検査項目によっては全て外注検査になる場合があります)
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    血圧脈波検査装置VS-2000
    (フクダ電子社)
    当院は心電図測定のみでなく、同時に脈波の計測も可能とするためVS-2000を導入しました。患者さんの四肢の血圧を測定し、心音図、四肢の脈波図等を同時に測定することで、患者さんの動脈の伸展性および下肢血管の血流障害の程度を検査することができます。健診のオプションとしても年に1回お勧めします。
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    ピロリ菌尿素呼気試験
    POConePlus
    (フクダ電子社)
    ピロリ菌除菌治療の成否の判定は尿素呼気試験で行います。通常は外部検査機関に測定を依頼しますが、当院ではこのPOConePlusを導入し、院内で15分以内に判定が可能になります。つまり受診する当日にはピロリ菌治療の成否が判明いたします。改めて結果説明で受診する必要がなくなり、より皆さんの貴重な時間の有効活用に繋がります。

SAFETY

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鎮静剤を使用した胃カメラ・大腸カメラの後は鎮静剤の効果が残存しているため、慎重な看護師による管理が必要になります。リカバリースペースを8ベッド用意し、効率のよい内視鏡診療の運用が可能になりました。特にベッドは電動ストレッチャーを採用し、検査後にベッドとベッドを移動することなく、直接内視鏡ベッドでリカバリー室への移動が可能です。

バイタルデータを管理
リカバリー室専用の
中央モニターの導入
リカバリー室は全てのベッドの呼吸・酸素飽和度の評価のため、中央モニターシステムを採用しました。リカバリー室の専属の看護師が、検査後の全員を確実に観察するために、全ての患者さんのバイタルデータを1箇所に集めて評価が可能になります。鎮静剤の影響は検査後にも続くため、より安全性を追求した診療が可能になります。
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鎮静剤使用時の呼吸・循環管理を徹底し、患者さんへの負担や緊急時も安心していただける体制を整えております。

呼吸・循環を管理
ベッドサイド
バイタルモニターの導入
呼気終末CO2の測定
鎮静剤を使用する最大のリスクは呼吸・循環への影響です。つまり鎮静剤の使用により呼吸が浅く、または無呼吸になり全身の酸素の供給が低下します。また一時的に血圧が低下することもあります。そのような場合に備えて、当院は先進のベッドサイドモニターを採用。
通常の血圧、脈拍数、酸素飽和度以外にも心電図や呼吸の回数や深さの指標になる呼気終末CO2の測定も可能なシステムであり、より安全性の高い呼吸・循環の管理が可能になりました。
急変に対応できる
鎮静下の
酸素投与設備
鎮静剤を使用する際に最も注意すべき点は呼吸管理になります。鎮静剤を使用する施設においては迅速に酸素が投与できるようにスタンバイしておくことは重要な責務です。八丁堀駅の広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニックでは、酸素投与のチューブだけでなく、酸素マスク(バックバルブマスク)で呼吸を補助するマスクも完備しております。さらに気管挿管のための喉頭鏡も非常事態に使用できるように用意しております。

OUTPATIENT

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当院は予約システムを採用しており、予約優先として外来診療をいたします。もちろん血便や腹痛など緊急の対応が必要な方は当日緊急枠として対応いたします。緊急の対応などの影響で時間に遅れが生じる可能性はありますが、可能な限り時間を大切にする診療を心がけて参ります。

当院では一般的な血液検査や生化学検査だけでなく、ピロリ菌の尿素呼気試験も院内で実施可能な検査体制を整えております。
下記のような局面では院内での迅速検査が威力を発揮し、皆さんの時間を大切にする診療を目指します。

  • 腹痛で緊急受診し、炎症反応や肝臓機能、膵臓機能の評価目的で緊急で血液検査を行いました。
    その結果急性膵炎の診断となり高度医療機関へスムーズな搬送が可能になります。

  • 定期的な糖尿病の経過観察のため血液検査を実施いたします。通常は後日にHbA1cの結果が説明されますが、当院では診察前に血液検査を行い、診察時にはHbA1cが即日で判明いたしますため、最新のデータでの診療が可能になります。

  • ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌判定目的で尿素呼気試験を実施いたします。
    通常は1週間後に結果説明で来院して頂きますが、当院では15分で結果が判明いたしますため再度来院する必要性がございません。

胃カメラや大腸カメラの予約が2ヶ月待ちだった、など内視鏡予約が取りづらかった経験はありますか?
当院では可能な限り多くの検査枠を設定しており、できるだけご希望に応じたスケジュールで対応可能です。複数の内視鏡医でのチーム制の診療を行なっており、内視鏡検査と外来を同時並行で実施可能です。また複数の内視鏡室を運用することで、時間の有効活用が可能となりました。今まで予約が取れないから諦めていた方々にも積極的に内視鏡検査の機会を提供できるようシステムの改善に注力いたします。